2009年10月13日

予防歯科とは? 1

こんばんわ。副島歯科医院です。
今日から、3回の連載で「予防歯科」についてお話したいと思います。

“予防”と聞くと“病気にかからないようにすること”と考えるのが一般的です。
今流行っている「新型インフルエンザ」のうがい手洗いマスクの着用はその典型と言えるのではないでしょうか。

しかし、実際の予防医学はもっと広い考え方をします。

予防には発病の防止だけではなく、寿命の延長身体や心の健康を高めること、
そして機能回復と長期間の維持などが含まれ、
1次予防から3次予防までの考え方があります。


まずは、
1次予防(口腔清掃指導・栄養指導)
病気(むし歯や歯周病)の発生予防。通常考えられている“予防”です。

健康増進としての保健教育、食事や栄養指導、口腔清掃指導(ブラッシング指導)などがあります。

特異的予防として、私たち専門家(歯科医師や歯科衛生士)による定期的な口腔清掃指導や、歯周病の原因になりそうな口の中の問題点を取り除くことがあります。

私たち歯科医療スタッフは、1次予防というアドバイスを与えながら、皆様がむし歯や歯周病にかかることなく健康な生活を送られることをサポートします。


そして、
2次予防(早期発見・早期治療)
残念ながらかかってしまった病気(むし歯や歯周病)を早めに発見し、早めに治療を行うことで、病気が進行し重症化するのを防ぎます。
それには、早期発見、早期治療が大切で、定期的な口腔審査によるむし歯や歯周病の早期発見と早期治療のことです。

予防のなかに治療が入っていることを意外に思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、転んだランナーを早めに手当てしてきちんと走れるようにすることは、より大きな事故を引き起こす事態を防止する対策でもあるのです。

虫歯を残しておくことでより重大な機能の崩壊(かみ合わせの崩壊)が起こる場合には、抜歯も2次予防のひとつと考えられます。


最後に、
3次予防(リハビリテーション・再発予防・社会復帰)
病気の治療の過程で保健指導を行ったり、病気によって機能が失われてしまったところをリハビリテーションして回復させ、後遺症の発現を抑え、また再発予防や社会復帰をめざすことです。

歯科では、歯の喪失で、見栄えや噛む能力、発音などを回復させるために入れ歯やインプラントを入れて、それらを回復させることや、歯科治療後のメンテナンス管理をきちんと行うことをいいます。

大事故にあったランナーを手当てし、又歩けるようにすることも、深く傷ついた体や心の健康を高める予防なのです。



私たち歯科医院スタッフは、予防歯科医学に取り組み、皆さんのQOL(クオリティ オブ ライフ)に貢献できるよう、日々努力を続けています。

皆さんが定期的に歯科医院でチェックを受けることは「予防」という観点からみてきわめて大事なことなのです。




難しい言葉で説明をしている部分もありますが
知りたいことなどがあれば、コメントをお願いします!

また、あとの2回の更新では、ハブラシの選び方や
ハブラシ以外の清掃用具の説明もありますので、
今後の予防歯科の参考にしてくださいね☆


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Posted by wataru at 23:26 | Comments(0) | 医院より
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